津堅島のマータンコー

うるま市立海の文化資料館

2018年12月21日 17:13



津堅島へ行ってきました。

何をしに行ったかと言いますと

津堅島に伝わる行事

「マータンコー」

を見学させて頂きにです。

マータンコーというのは

津堅バラと神谷バラの二組が

それぞれで決められた長者の家に

三色の布を吊るしたマータンコー旗を立てる。

長者の家では村から提供された酒を

家に集まった村中の人たちと酒宴を開く。

その後村人たちは思い思いの仮装をして

アギ浜と瀬名波浜に二組に別れ仮装行列で赴く。

両方の浜にあらかじめ埋めてあった

マーニの葉で包んだ7つの酒瓶で

乱痴気騒ぎをして散会する。

この行事は由来も意趣も全く分からない。



「勝連村誌 一九六六年三月三十一日印刷
         一九六六年四月一日   発行
         編集者 福田恒禎(示貞)
         発行者 勝連村長 野原昌常
         発行所 勝連孫役場       」

には記載されています。
(文章をそのまま掲載ではなく要約してあります)

今回マータンコーに参加していたおじいさんは

「7つの頭を持つ大蛇を退治する知恵を

 授けた侍のことを模した行事だよ」

と言っておりました。

公民館を出発して


















島を巡ってまた公民館に戻る

子供からお年寄りまでが

楽しそうに参加している津堅島のマータンコーを見て

現在の村の行事のあり方に

感動しました。

津堅島はいつ来ても良い島だなと。




賑やかとのどかさ。

勇敢さとたおやかさ。

全部を感じ取ることができる素敵な島でした。

ありがとうございました。

最後は島のフェリー「ニューくがに」の写真。








関連記事